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【新着記事】 【編集追記】Twitter流入70%越え。”Twitter”の話題は盛り上がるを実証。_”バズるアカウントには法則がある” TwitterおじさんとWeb系ツイッタラーが語る、Twitter論
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「趣味アカ開設3ヶ月で、私の世界は一気に広がった。」 Twitterで濃いコミュニティを築く方法
インタビュー

「趣味アカ開設3ヶ月で、私の世界は一気に広がった。」 Twitterで濃いコミュニティを築く方法

株式会社ガイアックス ソーシャルメディアラボ編集長の小東さんは、社内では知らない人がいないほどの革靴好き。社内では営業社員の革靴を磨き、ときには社外に出張してまで靴磨きをしています。さらに、靴磨き好きがあつまるオフ会では「こひ先生」と親しまれています。

そんな小東さん、3ヶ月前に革靴をテーマにTwitterをはじめて「さらに靴磨きが楽しくなった」のだとか。小東さんは一体、Twitterをどのように使ったのでしょうか?また、趣味をテーマにTwitterを使うことで、どのような変化があったのでしょうか? “好きなこと” や “夢中になっていること” がある人なら、今日からでも実践できるという発信のコツとは?趣味ならではの発信のポイントを、インタビューしました!

Interview / インフルエンサーラボ編集長 日比朝子 (@Solshka)

プロフィール

ソーシャルメディアラボ編集長 小東真人 (@k_leather_lover)

神奈川県出身。ガイアックス17年入社。ソーシャルメディアラボ編集長を務める。学部3年次に同社インターンシップを開始、SNSマーケティングやWebメディア編集の世界へ。地方や中小企業向けのソーシャル活用のセミナー講師なども担当。

泣く泣く辞めた、靴屋のアルバイト

日比:3ヶ月前から「こひ先生 @社内靴磨き屋」としてTwitterをはじめられています。どうして、靴磨きだったのでしょうか?

小東さん(以下、敬称略):社会人になる前にしていた靴屋さんでのアルバイトがきっかけです。アルバイトを通じて、革製品に触れ合う生活をしていて。はじめは、店員さんとして当然することとして靴の手入れ・靴磨きをしていました。まあ要は持ちモノの手入れなので、自分にとっては普通のことというか、当たり前のことっていう感覚でしたね。そこから、だんだんのめり込んでいきました笑 でも就職を機にバイトを辞めることになり、泣く泣く靴屋を去ったんです。

日比:革靴や靴磨きのどういうところが好きなんでしょうか?

小東革靴を履いた社会人に惹かれた瞬間があったんですよね。就職活動をしているとき企業に面接のために通っていたら、あるとき普段スニーカーを履いていた人が面接のときだけジャケパンに革靴で決めてきたんです。それをみて「こういうオンオフの切り替えがカッコよくできる大人になりたいな」って、ときめいたのを覚えています。ファッションを通じて変幻自在に人に好印象を与えられるのって、かっこいいなって。

得意な分野に特化したSNSアカウントを育ててみたい

日比:靴磨きの情報発信をはじめたのは、なぜでしょうか?

小東:社会人になってからは、実名で仕事であるソーシャルメディアや広告、マーケティングに関する情報発信していました。でも、そのアカウントではいくら好きだからって革靴とか靴磨きの話をしてもフォロワーの人が求めている情報ではない。それが物足りなくて、悶々としていました。また、就職先のIT企業は、他の業界の方にくらべて革靴を履く機会は少ない上、みんな手入れが大変とか高いと言って革靴を履かない人が多くて、話せる人がいなかったのも寂しかったです。

そんな中、「自分のアカウントを育てるには」というテーマのハウツー系の記事を読んで、すごく触発されたんです。SNSコンサルタントという職業柄、自分もなにか得意な分野でアカウントを育ててみたいと思って、それで趣味である革靴に特化したTwitterアカウントをはじめました

Twitter?Instagram?まずは市場調査から

日比:どうしてTwitterだったのでしょうか?

小東:最初に革靴や靴磨きをテーマにしたSNSアカウントで活躍している人を調べてみたんです。そしたら、Instagramではお金があって高い靴やグッズを持っている人が活躍していました。要は「見せるモノがある」人。この点、私はそんなにいいモノは持っていなかったし、SNSを通じて靴の手入れや靴磨きについて、知識のある人から情報を得ることができたり、いろんな人と繋がったりしたいという気持ちがありました。だから、文字情報だけでもラフにつぶやけるTwitterにしました。

共通項をコアに、濃いコミュニティを作る

フォロワー0~99人:プロフィール編

日比:Twitterをはじめてからすぐにしたことは?

小東:基本的なことかもしれませんが、自分が何者であるかの明記はしました。プロフィールをきちんと細かく書く。これによって他のユーザーに信頼してもらう。スパムではないことをわかってもらう。

こういうベースの部分は徹底しました。最初フォロワー0人とか30人のときって、はたから見ると「得体の知れない」アカウントじゃないですか。だからひとりのユーザーとして当たり前のことは意識して実践していました。ベースの信頼を築けたら、あとは好きなことをつぶやくだけでいいと思うんです。

フォロワー0~99人:ツイート・いいね編

日比:何をつぶやいていましたか?

小東: 最初はGoogle アラートを活用しながら、靴関連の情報を収集して発信しました。

Google アラートで靴関連のワードを設定

毎日届くメールをチェックしてツイート

また、革靴のメーカーや、革靴を売っている店舗スタッフさんのブログ、それ以外にも靴磨きをしている人の日記とかを定期的にTwitterのリストに入れてチェックして、ツイートしていました。

Twitterリストを作成

それから、自分と同じような内容を発信している人の投稿を探して、いいねする!まずは、いやらしくない形で、純粋に自分と共通の趣味を持つ人(革靴・靴磨きが好きな人)とつながりたいと思って。

日比:情報を集めて発信するという点では、仕事のアカウントも趣味のアカウントも同じ?

小東:ちょっと違いますね。趣味のアカウントの方では、もっと自分の目と手を使って実際に何かをするというプロセスが入りました。例えば、新しくできた靴磨きのお店に足を運んだり、話題のブラシやクリームの使い心地や使い方を確かめたり。ツイート内容に、実験・実体験を入れるところが違います。

もちろんソーシャルメディアマーケティングも、現場に出てから分かる情報もたくさんありますよ。でも、靴磨きって、テクニカルなことが多いので、実際につかった人に聞かないとわからないことがたくさんあるんです。だから「これをしてみて、こうだった」っていう投稿にすごく価値がある。フォロワーが増えたのも、そういった会話がきっかけだったように思いますね。

日比:フォロワー数の目標は作っていましたか?

小東フォロワーの数は、今も昔も気にしていないです。量より質。面白い情報に囲まれているかどうかとか、逆に自分が発した情報で誰かの役にたったかどうかの方が大切だと考えています。なので、ツイートの時はエンゲージメントを一番気にしています。

面白い情報に囲まれているかは、フォロワーが100人になった段階ですでに上質な情報が交換しあえていたから満足はしていました。 実際に、ワックスの使い方や手入れのコツをフォロワーさんから聞いて、靴磨きの腕が上がり、後で説明する「出張靴磨き」にも役立ってたんです。

フォロワー100~200人

日比:100人を超えてから変わったことはありますか?

小東革靴好きクラスターの中でのコミュニケーションマナーを意識するようになりました。

というのは当時、自分を「フォローしていた人同士が」ほめ合っていることがよくあって。そのコミュニケーションをみていると、「この人とこの人はブーツが好きなんだな」とか、「同じメーカーが好きなんだな」とか。いままであまり意識しなかったコミュニティ内の独特のコミュニケーションマナーがわかるようになってきたんです。

また、特定のキーワード周辺にコミュニティがあるとも気づいて。フォロワー以外の人とも絡むように意識しはじめました。具体的には、自分がこれからほしい靴や、興味のある靴の名前を検索して、引用リツイートしたりしましたね

すると、その引用リツイートをきっかけにフォローされるようになったりして、これまで出会わなかったような人たちとも、どんどん出会うようになりました。

フォロワー 200人~300人

日比:コミュニティ内の独特のコミュニケーションマナーを学ぶのは大事ですね。200人超えて行ったことは?

1. 企画を開始

小東:200人を超えてからは、新しく企画も立ち上げるようになりました。

具体的には「#中古の靴を買って磨く会」っていう企画。自分で中古の靴を購入して磨くプロセスをツイートで中継する企画です。それをこうやって写真つきでモーメントにしてアップしました。

そしたらそのハッシュタグにたくさんの方が反応してくれて。「入会したいです」って方まで現れて!このハッシュタグは、いまでは自分よりも多くの人が使ってくれています。もうめちゃくちゃ嬉しいですね。

それから、やっぱりみんな純粋に靴が好きなので、知り合いが靴好きあるあるbotアカウントまでつくって、かなり反響がありましたね。

2. 出張靴磨きでフォロワーの人と協業

小東:また、出張靴磨きをしているのですが、その時に発表する資料をTwitterで公開してフォロワーの人からフィードバックをもらうこともやってみました。靴磨き自体は社内で時たま行なっていたのですが、社内の方のご縁で他社でもやらせていただけることになって。「出張靴磨き」という機会を得たんです。その時に活用する資料をTwitterで公開して、みなさんから意見をもらいました。

フォロワー300人~

日比:リアルでの活動もTwitter上の人たちと協力しあえるようになったんですね。

小東:そうですね。さらにこの頃、オフラインで靴磨き好きがあつまるオフ会「シューシャインナーMTG」という場に、誘っていただけて。

https://note.mu/m_kohigashi/n/nef32231b8d4e

会場にいったら「こひ先生!」って知らない人から呼ばれたんです。なんで知っているの?って感じで、びっくりしましたね。

日比:すごい、有名人ですね!

小東:あれは驚きました。Twitterをしてきたなかでの転機だったなと思います。

さらに驚いたのは、オフ会の楽しさですね。ネットでは手に入らないマニアックな情報を、ネットでつながった仲間同士がシェアするという貴重な体験ができました。インターネットは小学生から使ってきて、慣れ親しんできたとおもっていたのですが、Twitterを使って趣味で繋がる深さというのは、この時はじめて知りました。Twitterを通じて知ったイベントで、イギリスから来日した靴メーカーの社長さん、靴の世界で有名なインスタグラマーの方とも実際に会うこともできた時の嬉しさといったら!最高ですね。

日比:靴磨きがもっと楽しくなった?

小東:そうですね。Twitterをはじめて3ヶ月が経つのですが、やっぱり大事なのは純粋に好きなことを追求することなんだなと感じています。フォロワーの数とか、テクニックとかじゃなくて、本当に共通の興味・関心をもつ人に会いにいくこと。そこでつながることで、それまで知らなかった価値のある情報や貴重な体験を得られるんです。これが最高の楽しみですね。

「リアルのつながり」と「オンライン発信」でスパイラルをつくる

日比:最後に、今後やってみたいことはありますか?

小東自分がつくったハッシュタグ「#中古靴を買って磨く会」のリアル版をしたいですね。オフ会を通じて、リアルのつながりを作るとTwitterでの発信がより楽しくなって、Twitter上でのコミュニケーションも増えるということを学んだので、早速実践したいんです。

あとは、Twitterで出会った人といっしょに、靴をつくってみたいですね。

これは本当にただの妄想ですけど、革靴には皮革選びや木型作り、加工など本当にいろんな人が携わっているので一緒に何かしながら革靴の王国を盛り上げていきたいです。それがいまの私の野望です。

北原梨津子
ライター
北原梨津子

ライター。 大学院在学中に、自動車業界Webメディア(レスポンス)にて記者のアルバイトをはじめる。地方の工場取材や、海外企業向けの東京モーターショーレポート制作などに従事した後、東大新聞オンライン編集長と取材先で出逢ったことをきっかけに、東大新聞での記事企画・取材・執筆にも従事。 このほか、たまたま大学の授業で隣の席に座った、翻訳家の方に誘われ、バングラデシュに拠点をおくアジア女子大学のファンドレイジング・広報活動にも2012年~携わる。 素敵でおもしろいなと感じた人や出来事について、メディアを問わず伝えていくことが好き。

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