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「飽き性でも、絶対にハマるものがある」1.3万フォロワーるってぃが語る、Tweet哲学・3つのポイント
インタビュー

「飽き性でも、絶対にハマるものがある」1.3万フォロワーるってぃが語る、Tweet哲学・3つのポイント

大学卒業後、勤めていたメーカーを10ヶ月で辞めたるってぃさん。2016年よりフリーランスとして独立し、現在「プロ無職」と名乗っています。そんなるってぃさんは大のTwitter好き。起きてから寝るまで常にツイートをしていて、フォロワーは現在1万人を超えています。

なぜ、「ただの無職」と自称するるってぃさんの発する言葉が、これだけ注目を浴びているのでしょうか。一体なにがユーザーを惹きつけているのでしょうか。るってぃさん記事第2弾では、これらの疑問を探るべくるってぃさんがTwitterをするときに気をつけていること、発信をする際に大切にしていることを伺ってきました。

Interview / インフルエンサーラボ編集長 日比朝子 (@Solshka)

プロフィール

プロ無職 るってぃ

1991年生まれ、石川県出身のるってぃさんは、大学卒業後大手メーカーに勤めるも、10ヶ月で退社。2年前よりフリーランスとして独立。現在はコンテンツ制作やWebメディア「プロ無職」の運営、このほか企業とタイアップした様々なプロジェクトを企画、実施されています。

1.制約からこそ、優れたアウトプットが生まれる

日比:まず、るってぃさんにとってTwitterはどんなものですか。

るってぃさん(以下、敬称略): インプット・アウトプットするときにそばにあるもの、常に使うものという感じですね。例えば読書をしながら、その場でおもしろいところがあったら要約してツイートしますね。

Twitterは大好きで。140文字の制限があるところが特に大好きです。僕は長い文章が嫌いなんです。Facebookのように制限がないツールだと、みんなダラダラ書いちゃうじゃないですか。そして内容もつまらない。この点Twitterは、文字数が限られているからこそいかにうまく表現するか、刺さる言葉を使うかを考えるから、工夫されたアウトプットがでてくる

これって俳句と似たところがあると思っていて。俳句って、たったの17文字で表現しないといけないからこそ、無駄な情報がなくなって歴史に残るほどの優れた作品が生まれてきた。日本独自のミニマリズムといいますか。もちろん、表現が短縮されたせいで誤解が生まれて炎上を引き起こしてしまったりしますけれど、そういった失敗も含めて勉強になります。

2.収入が減っても、「いい影響」の方が大事

日比:発信において気をつけていることは?

るってぃ:やっぱり自分のツイートを見た人がマイナスになるようなことはしないように意識しています。

たとえば僕のブログの横に出た広告の商品を買って、誰かに嫌な思いをしてほしくない。だから、自分でどんな広告がつくのかを選べないのは嫌で。最近ではそういう「信頼しきれない」広告は消してしまいました。広告を消したことで収入は減りましたが、別にいいかなって思います。いまは本当に信頼している人や企業とだけ契約をして支援してもらっています。

あと、炎上も好きではないので、なるべく炎上しないようにリスクヘッジはしています

3.相手によって、使う言葉・人格が変わる

日比:どのようにして炎上をふせぐんでしょうか?

るってぃ:「プロ無職」と名乗っていることが、そもそも防止策のひとつと言えますね。ちょっと変なこといっても「無職がなんか言ってるわー」って相手にされない。そういう、お金ない・モテない・イタいキャラを自分でつくっている部分はあります。

日比:「るってぃ」という存在を客観的に見られているんですね。

るってぃ:そうですね。もはや「るってぃ」は自分じゃない。自分じゃない誰かですね。さらに言えば、SNSやそのアカウントごとに、違う人格の誰かがいるような感覚があります。その全部が自分ともいえるんですけど。

みなさんも、リアルな場で「会社で働いているときの自分」「家族といるときの自分」「友達と話しているときの自分」とで、話し方とかキャラクターが多少違ったりしますよね。それと一緒です。

インターネット上では、自分が使うSNSアカウントによって、見ている人・接する人(フォロワー)の層が違います。Instagramだったら20代女性フォロワーが多い、Twitterだったら30代男性が多い、とか。相手にする人が違うと、その人たちに対して発する言葉も違ってくるんです。すると人格も変わってくる。言語って人格に絶対に影響を与えると思っているので。

たとえば僕は、英語でコミュニケーションをとるときの方が、より「るってぃらしい」んですよ。なぜなら僕の嫌いな敬語がないから。より天真爛漫で自然体な「るってぃ」でいられる。そういう、言語が人格に与える影響や言葉のもたらす影響とかに最近興味があって、意識して勉強していますね。

日比:新しい形でTwitterを使うなら何をしますか?

るってぃTwitterを使った勉強ですね。僕、Twitterをしたら絶対みんな頭が良くなると思っていて。Twitterのリアルタイムで反応が返ってくることって、勉強にかなり有効なんですよ。だってTwitter上でどんどんアウトプットをしたら、それに対してフィードバックもガンガンされるじゃないですか。一方で、日本の教育ってインプットばかりでアウトプットしないから、みんな学習したことを習得できていない。英語もそう。こういった日本の教育に対する僕の問題意識も後押しして、すごく興味があります。Twitterの、リアルタイムにどんどんアウトプットしあえる特性を活かした勉強企画をしたいですね。

たとえば「Twitterで東大行こう」っていう企画ができたら、最高じゃないですか。ひとりが勉強していたら、ほかの受験生も巻き込まれていって。みんなにとってすごいためになる。そうやってTwitterで日本の教育を面白くすることができたらいいなと思いますね。

飽き性でも、絶対にハマるものがある

日比:次に、これから発信をしたいと考えている人に向けた質問です。発信をはじめたいけど、何から始めていいか分からないという人や、発信することに壁を感じてしまう人もいると思うのですが、初心者向けにアドバイスがあれば教えてください。

るってぃ1mmでも面白いと思ったら行動することですね。何したらいいかわからない人って、要するにまだ何もしていないんですよ。

だからまずは、とにかく行動してアウトプット出してフィードバックもらってそこから強みを探せばいいって思います。発信って、フィードバックがすぐに返ってくるゲームみたいなものなので。

僕は小さいころから飽き性で、飽き性がコンプレックスでした。習い事とかスポーツも10以上はしてきた。モテたくてギターを弾いたり、ダンスしたり。本当に少しでも興味があったら手をだしてきました。そしてようやく、いままで手をだしてきたもののうち2つくらいが仕事になりました。いま振り返れば、飽き性だからこれだけ広く体験できた。いまでは自信もって「飽き性最高」って言えますね。

飽き性でも、絶対にハマるものがあるから、まずはやってみてほしいって思います。

「嘘をつかないで、好きなことをしてほしい。」

日比:最後に、これからのインフルエンサーのあり方について、率直な意見を教えてください。

るってぃ社会をプラスにしてくれるインフルエンサーがいてくれるといいなと思います。ただフォロワーを増やして広告でお金を稼ぐのではなく、社会にとってプラスになるインフルエンサーがふえると嬉しいですね。

お金のためだけにものを宣伝した結果、他人に実害を与えてしまうかもしれません。本当はいいと思っていないものを宣伝するようなことはしてほしくない。影響力を持っているからこそ、どういう影響が他人にもたらされうるかを真剣に考えてほしいと思っていますね。

「社会にとってプラスになる」ことをしてほしい、と言いましたが、とはいえインフルエンサーになりたい人のなかには公益のために何かをしたいとは特段思っていない人もたくさんいると思います。きっと「自分が」会社を辞めて独立して生きていきたいからとか、動機はひとそれぞれにあると思います。僕は別にそれでいいと思っていて。

「自分が」なにかをしたいっていう動機で動いて「自分が」幸せになれば、周りの人も幸せになるんですよね。だから本当に好きなことを、自分に嘘をつかずに追求してほしいなと思っています。

偉そうなことなんにも言えないですけれど、この正直さだけは大切にしていきたいと思っています。

北原梨津子
ライター
北原梨津子

ライター。 大学院在学中に、自動車業界Webメディア(レスポンス)にて記者のアルバイトをはじめる。地方の工場取材や、海外企業向けの東京モーターショーレポート制作などに従事した後、東大新聞オンライン編集長と取材先で出逢ったことをきっかけに、東大新聞での記事企画・取材・執筆にも従事。 このほか、たまたま大学の授業で隣の席に座った、翻訳家の方に誘われ、バングラデシュに拠点をおくアジア女子大学のファンドレイジング・広報活動にも2012年~携わる。 素敵でおもしろいなと感じた人や出来事について、メディアを問わず伝えていくことが好き。

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