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インスタの活用方法も色々あっていい。大学生インスタグラマーが語るクリエイターとインフルエンサーの違い
インタビュー

インスタの活用方法も色々あっていい。大学生インスタグラマーが語るクリエイターとインフルエンサーの違い

今回は、株式会社GENIC LAB のインスタグラマーによる”ブツ撮りサービス”で活躍している深町レミさんから、「カメラマンとしてInstagramを活用するポイント」を伺いました

Interview / インフルエンサーラボ 編集長 大久保亮佑 ( @03rysk )

プロフィール

都内の大学3年生で法学部に所属しているレミさん。お父様が使っていないカメラが家にあったことがきっかけでカメラをはじめ、1年ほど前から本格的に力を入れ始めたそう。最近では、ドローン女子というコミュニティに所属し、ドローンでの撮影も行なっているそうです。ブログでは、カメラだけでなく、自分で書いた小説も載せるなど、クリエイターとして才能の幅を広げています。

高校生で参加したInstaMeet – コミュニティとの出会い

大久保:Instagramを始めたのはいつからですか?

深町:個人用には高校生の時から活用していました。初めは、ご飯行ったときや友人と遊んだときの写真をアップしていたんです。

大久保:現在のような写真用アカウントを作成したのは?

深町:きっかけは、高校生の時に参加したInstaMeetです。カメラマンの方が多く集まっていたイベントで、参加者のInstagramの活用方法があまりにも違って。カメラを活用してこんなことができるんだ、と強く印象に残りました。その後、高校時代に活用していたアカウントを削除して新しく写真用のアカウントを立ち上げました。

大久保:きれいな写真が多くありますが、写真はどこかに出かけて撮られるんですか?

深町:そうですね。InstaMeetを通してできた写真仲間のみなさんと一緒に旅行に行くこともありますし、プライベートで旅行に行くこともあります。基本的には、カメラが本当に好きなので、普段から撮影はしていて。アップしたいときに、写真編集をしてアップしています

自分がその時にいいなと思える色味を加えている

大久保:インスタにアップする投稿で気をつけている加工のポイントなどがあれば教えてください。

深町:こだわりは色味です。自分がその時々でいいなと思える色味にしているので、アカウント全体で色味を統一しているわけではないです。この色味は、編集でも出せますが、私はカメラにこだわっていて、今はCanon 5D Mark Ⅳを愛用しています。本当にクリアで綺麗な白色が出るのでお気に入りです。

大久保:撮影対象などは決めているのでしょうか?

深町:風景が多いですね。その時に、肉眼で心を動かされたものを撮っていて。それをアップしています。旅行が大好きなので、その時の風景を撮影しています。日本って実は知らないだけでとっても綺麗で心が動かされる風景がたくさんある。観光地もいいですが、あんまり有名ではなくてもその場所ならではの景色や風景を探して行くのが好きです。旅行というより、旅とか冒険って気分です。

大久保:撮影したものの中から、どうやってアップするものの選定基準はどのようなものでしょうか?

深町:カメラマンの中には、行った場所からは1枚しかあげないと決めている方もいますが、私は気に入った写真は全部アップしています。時には10枚程度あげることもあるんです。初めはiPhoneアプリのVisco , RNI FILM , Enlight , Lightroomなどを活用していたのですが、最近は細かく編集ができるのでPCのLightroomやPhotoshopを活用して編集しています。
カメラマンにとって、Instagramはポートフォリオがわりにもなるので、自分が満足できる写真をあげることが大事です。

大久保:投稿内容の他に、ハッシュタグや投稿時間などで気をつけていることはありますか?

深町:フィーチャーアカウント専用のハッシュタグをつけたり、 #写真好きな人と繋がりたい といったカメラマンアカウントがよく使っているハッシュタグは積極的に活用しています。Maxの30はつけていますね。毎回基本は同じハッシュタグになるので、iPhoneのメモに保存しておいています。投稿時間は、朝のラッシュ時と、夜の21時ですね。

アカウントはコミュニケーションツール

大久保:今フォロワーを増やすために何かやられているのでしょうか?

深町:現在はやっていませんが、以前やっていました。去年の9月くらいは600フォロワー程度だったのですが、人気のハッシュタグを使ったり、興味がありそうな人をフォローしたりして、2ヶ月で3000フォロワーまで上げました。でも、これでいいのかな?と感じることがあって。そのタイミングから、他人からの評価を受ける場ではなく、自己表現の場としてInstagramを活用しよう、と切り替えました。

大久保:なるほど、面白いですね。深町さんのアカウントには自分の好きが詰まっているということですね。

深町:そうですね。そこからは、アカウントを自分のポートフォリオとして活用しています。初めてあった方に、アカウントを見てもらうだけで、自分の撮る写真や趣味嗜好を知ってもらえる。他人と私をつなぐコミュニケーションツールの役割を果たしています。

企業と言葉の意味をきちんとすり合わせる

大久保:少し話は変わりますが、企業からのオファーはどのくらいあるのでしょうか?

深町:イベント招待をしていただいたり、自分で応募したりもします。某人材紹介サイトの物件やチームメンバーの撮影もカメラマンとして依頼をいただいています。最近は、ドローン女子という団体に参加しているので、ドローンでの空撮依頼もいただきます。

大久保:カメラマンとして受ける仕事とインスタグラマーとして受ける仕事で撮る写真の違いはありますか?

深町:企業から依頼された時は、建物とか、ポートレートが多いです。ポートレートは、笑顔でクリアな写真が好まれるのですが、これがインスタだと、フレアなどが入って幻想的な写真が好まれることが多いなと思います。

大久保:インスタグラマーとして企業から依頼を受けて”ブツ撮り”しているとのことですが、実際にやってみていかがでしたでしょうか?

深町:思った以上に大変でしたね。クライアントの方から頂いた要望を自分で解釈しちゃうとずれてしまうどうしても勝手に自分の趣味嗜好に合わせて解釈してしまうので、そこのすり合わせが難しいなと感じました。改めて、仕事と趣味は違うなと。ただ、インスタグラマーへの撮影依頼という形でお受けしたので、ある程度私自身の色を出していく必要があるなとは思って。クライアントさんの要求に、どれだけ自分の色を出して応えていくかの調節が難しかったです。

他人に受け入れられやすいように加工するのがインフルエンサー

大久保:今後はどんな活動をしていきたいと考えていますか?

深町:個人的には、今回のブツ撮りのお仕事のようにお仕事のお声がけをいただけるようになってきたので、今後はそのような仕事をさせてもらいながら、ドローン撮影などをしていきたいですね。

フォロワー数を増やすためには、自己満足の写真だけではなく一般に好まれる写真も上げていく必要があります。フォロワー数の多いインフルエンサーの方は、自分で発信したいものを受け手が受け取りやすい形で発信していて。自分だけではなく、他者との関係の上で成り立っているのではないかなと。どちらがいいという話ではなく、スタンスとして二つの立場があるのかなと。

そう気付いたとき、私は自分の「好き」を大事にしていきたい、クリエイター側でいきたいと感じたので、これからも好きなものを撮って、好きな時にアップしていくスタイルを取りたいと思います。

深町さんを通して、インスタグラマー自身の分野の広さや、彼らの活躍の幅の広さを改めて感じました。
就活を目前に控えた深町さん。個人の発信方法も知る人が、会社に入りどう活躍していくかこれからが楽しみです。

日比朝子
ライター
日比朝子

インフルエンサーラボ副編集長 兼 コミュニティマネージャー / 個人が自分の強みを発揮して、輝ける社会にする!もっと個性豊かな人たちが発信力を持つことで、社会は面白くなると思う。インフルエンサーラボでは、インタビューを通して、インフルエンサーの魅力を伝えていきます。

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