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インスタグラマーたちに学ぶ。おすすめの画像加工術と加工アプリ
インタビュー

インスタグラマーたちに学ぶ。おすすめの画像加工術と加工アプリ

Instagram活用の中で重要な「画像の加工」。画像の撮り方はもちろん、画像の加工次第で投稿への反応も大きく変わってきます。

前回のインタビューに引き続き、株式会社GENIC LAB 代表取締役CEOの木村優紀子氏に、実際にインスタグラマーたちが活用する、Instagramで使える加工の方法とおすすめの加工アプリについてお伺いしました。

Interview / ソーシャルメディアラボ編集長 大久保亮佑 (@03rysk)

1. プロフィール

木村優紀子 氏:株式会社GENIC LAB 代表取締役CEO

東北大学理学部宇宙地球物理学科で天文学を学んだあと、全く分野の異なるWEB広告代理店の株式会社オプトに2013年新卒で入社。2016年8月、スナップマート株式会社の立ち上げに執行役員COOとして参画し、2017年8月より現職。インスタグラマーによる写真・動画の撮影サービスを中心に、SNS関連サービスを複数展開し、大手広告代理店や大手メーカーなど数十社とお取り組み。

2. 加工のしかたで伝わる世界観

大久保:そもそもの話なのですが、Instagramにおいてやはり“加工”は重要なのでしょうか?

木村:Instagramの投稿において、画像の加工が重要であるということはずっと言われてきていますが、依然として重要度は高いです。ビジュアルに特化したSNSですので、アカウントの統一感を持たせることはとても重要で、フォロワーが多いユーザーは「画像の加工の仕方」が確立されていて、世界観が伝わるようになっています。

大久保:世界観の統一を、加工で行うのですね。加工を行うメリットとしては、何があげられるでしょうか。

木村:加工をして、世界観を統一することで、視覚的に「この人はこういう人だ」というのが伝わりますよね。可愛いアカウントにも”ほわほわ系”なのか”派手系”なのかジャンルはありますし、好みはあります。そういうテイストの統一ができていないだけで、発信者の特徴が伝わりにくくなるので、新しいフォロワーは入ってこなくなる。加工の仕方を統一して、世界観を伝えてあげることが重要です。

3. 画像加工における3つのポイント

大久保:その上で、加工の基本的な方法についても教えていただけますか。

木村:すごく基本的なところでいうと、画像の明るさと、寄り・引きの調整。あとは、背景の邪魔な物を消す加工ですね。まずは写真の明るさです。撮影をする際にも明るさを調整して、加工をする際にもさらに明るくする。加工に気を配らない人は、写真のシーンや構図はとても魅力的なのに、暗すぎて良さが伝わらないことが多い。画像は明るい方が魅力的に見えます。

 

明るさを変えるだけで写真の雰囲気は大きく変わる。
(撮影:https://www.instagram.com/yukiko.423/

また、寄り・引きは知人のインスタグラマーから教えてもらったポイントの1つで、アップの写真を撮るのか、引きの写真を撮るのかでだいぶ印象は違います。もし引きの写真を撮ったとしても、その写真を切り取ってアップの写真にしたらより魅力的に映るかもしれません。写真の寄り・引きを調整すると、インスタグラムアカウントの写真一覧を見たときにメリハリが出るのでオススメです。

https://www.instagram.com/yukiko.423/

寄り・引きの構図をなるべく交互に並べるとメリハリがでる。

最後の方法は、背景の邪魔なものを消すという方法です。例えばビーチに行った時に、せっかく撮った写真に人が写っているとしましょう。その背景の人は、加工アプリで消すことができます。あとは邪魔なビルや建物が写っていても、大抵は消すことができます。シンプルに可愛くするためには、余計なものを消すという方法もおすすめです。

  

背景にあった他の人のボートはSnapseedのシミ除去機能で削除。
(撮影:https://www.instagram.com/yukiko.423/

使いやすさと機能で選ぶおすすめの加工アプリとは

大久保:加工についての3点の注意事項を聞きましたが、実際に加工する際にはどのようなアプリがありますか? 特に、余計なものを消す加工というのはハードルが高い印象です。

木村:まず、撮影時点の話をすると、インスタグラマーの方達は一眼レフ、ミラーレス、フィルムカメラ、iPhoneの人たちが中心です。中でも一眼レフやミラーレスで撮影したものをiPhoneで加工する人が多い印象ですね。カメラ性能が高い方がどんな環境下でも自分の好きなテイストで撮影しやすく、画像サイズも大きいので加工がしやすいです。

その上で、私個人のおすすめは、スナップシードです。

iPhoneやInstagramの加工でも十分なのですが、スナップシードはそれに足りない部分を補足してくれます。

大久保:どういう部分がスナップシードの特徴なのでしょうか。

木村:スナップシードの特徴はいくつかあるのですが、重宝している機能は3つです。1つめは画像サイズが圧縮されずに、原寸大で保存できること。LINE CameraやBeautyPlusも機能は十分なのですが、ファイルを小さくしてしまうので、私はあまり使っていませんでしたね。

2つめは、加工の保存機能です。毎回同じ様なテイストで加工をしたいと思ったら、その加工設定をテンプレートとして保存することができます。毎回全く同じとはいきませんが、似たようなテイストで加工をしていくときに、そのテンプレートを使うだけで写真のトンマナが揃うので、とても便利です。

3つめが、Photoshopの加工のような、部分的なシミ除去ツールです。先ほど話したような人を消す加工や建物を消す加工など、これまではパソコンを開いて時間をかけていた加工も、簡単にスマホで行うことができるんです。

大久保:スマホで完結する加工ですか。削除や見えないような加工までできるとは、便利ですね。

木村:本当にそうなんです。Photoshopのアプリも写真合成など機能が充実しているので時々使うのですが、操作が難しいのでやはりおすすめはスナップシードですね。みんな好きなアプリを1つか2つ使うと思いますが、私はスナップシードがあれば十分かなとも思っています。

大久保:その他オススメのアプリはありますか?

木村:あとは、Foodieも流行っています。もともとご飯を撮るために作られたアプリなんですが、それ以外の写真のために使用する人も多いです。女の子っぽい可愛い雰囲気になるので、自撮りにも重宝しますよ。

最近女子の加工トレンド

大久保:スナップシードがおすすめということですが、Instagramを使っている人たちがよく使うアプリや加工の傾向なども教えていただけますか?

木村:最終的には好みだと思いますが、最近よく見るのはピンク系。ゆめかわいい系ですね。若い子たちの加工で、すごく増えていると思います。ピンクホワホワ系フィルタですね。

例:https://www.instagram.com/feliciacks/

あとは、鮮やか加工系ですね。彼女たちの加工はかなり彩度を上げている印象で、ゴープロを使ったり撮影方法を工夫している人が多いのも特徴です。

例:https://www.instagram.com/hiramayu1/

大久保: Instagramの加工も優れていると思うのですが、これらのアプリをわざわざ使うのには、理由があるのでしょうか。

木村:Instagramの加工も使うと思いますが、サイズが600×600でしか保存できないので、まずは他のアプリで撮影をして、その後いろいろな用途に合わせてサイズを調整したいんですよね。なので、最初からInstagramという人も多いですが、他のアプリを使うともっと写真の幅が広がりますよ。

大久保:最初は個人の趣味に合わせてアプリを使っていくのですね。

木村:最近はその傾向が顕著というか、構図と加工はアプリで個性が出てきたりするので、用途によって分かれてきた印象があります。

無難な加工はB612LINE camera。原寸大で撮りたいならスナップシードで、Foodieはふわふわ系加工。自撮りのときにはBeautyPlus。みんな撮影アプリ・加工アプリには気を使って、好きなインスタグラマーの加工を真似する傾向があります。

魅力的なInstagramをつくるのは、加工と世界観

大久保:加工についてお伺いしてきましたが、最後にインスタグラマーを目指す人たちに対して、何かアドバイスをいただけますか。

木村:今の時代、フォロワーを増やすこと自体は難しいことではありません。しっかりとしたクオリティの画像を撮影して、加工をして、自分独自の世界観を作り上げていけるようになれば、案件も取れるインスタグラマーになれると思います。

大久保:自分の世界観をいきなり作りだすことは難しいと思うのですが、世界観づくりのヒントを教えてもらえますか?

木村まずは、他の人の構図や加工を真似することから始めるのがおすすめです。例えば旅行に行く時なら、スポット検索で旅先を検索して、いい構図を真似してみる。他のものを撮る時でも、検索をしてから自分の好きなテイストや見せ方を考えていくのが良いと思います。最初はどんどん参考にして、素敵だなと思う人の写真を真似して、徐々に自分の世界を出して行く。そうして、活躍していくインフルエンサーが増えると嬉しいです。 

ライター
大久保亮佑

インフルエンサーラボ創刊編集長。企業向けのSNSマーケティング情報発信メディア、ソーシャルメディアラボ( https://gaiax-socialmedialab.jp/ )の編集長も務める。

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