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PR投稿をする人は要チェック!Instagram「タイアップ投稿タグ」とは?
ノウハウ

PR投稿をする人は要チェック!Instagram「タイアップ投稿タグ」とは?

2017年8月29日(米国時間)に正式にリリースされた「タイアップ投稿タグ」機能。この機能はフォロワーに対して、その投稿が広告主とタイアップしているPR投稿であることを明確に示すためのものです。

それ以外にもインフルエンサー(投稿主)、広告主双方が投稿の詳細なインサイトを閲覧できる、また広告主は投稿を承認制にしてブランドの価値を維持できるといったメリットがあります。

そこで今回はPR投稿をする際に必須の機能となるタイアップ投稿タグの機能やインフルエンサーへの影響についてご紹介します。

Instagramのタイアップ投稿タグ機能とは?

広告主からの依頼によって、特定の商品やサービスについての情報をソーシャルメディアなどに投稿することを「タイアップ投稿(をする)」といいます。そして、Instagramにおいて、個別の投稿がタイアップ投稿であることを明確に示す機能が「タイアップ投稿タグ機能」です。

これまでも、Instagramでは広告主からの依頼によって投稿されたものには、「#PR」などハッシュタグを使ってPR投稿だと明示することがルールになっていました。タイアップ投稿タグ機能では、投稿ユーザーと広告主の関係性をよりわかりやすくするため、インフルエンサーのアイコンの右隣にPR投稿であることが表示されます。タイアップ投稿タグは、通常の投稿のほか、ストーリーズにおいても同様に表示されます。

画像引用(赤枠は筆者による):https://business.instagram.com/a/brandedcontentexpansion

上記のように、画像の上部にPR投稿であることが表示されるため、ユーザーがすぐに「この投稿は広告だ」ということがわかるようになっています。

なぜタイアップ投稿のルールが設けられたのか?

タイアップ投稿のルールが設けられた一番の理由は、広告主とインフルエンサーが提携関係であること、そしてその投稿がPR投稿であることをより明確にするためです。

これまでのハッシュタグによる広告表示では、ほかのハッシュタグにまぎれてしまい、一目ではPR投稿だと分からないケースも少なくありませんでした。

その結果、タイアップ投稿がステルスマーケティングと捉えられてしまい、ユーザーが不利益を被ったり、Instagramのコミュニティそのものへの信頼性を損なったりすることにつながる側面がありました。

タイアップ投稿タグ機能は、そうした問題を解決し、ユーザーに対してコミュニティの透明性を高めることを第一に考えて設けられたものです。

タイアップ投稿タグによって何が変わるの?

これまで以上に明確にPR投稿だとわかるようになるので、投稿を見たユーザーは広告主とインフルエンサーの関係性が一目でわかるようになります。広告なのか通常の投稿なのかわかりづらいといった曖昧さがなくなり、フォロワーも安心して情報を受け取ることができます。「あやしい投稿をしてフォロワーからの信頼を失う」といった事態も避けられます。

さらにもうひとつ大きな変化として、タイアップ投稿タグが導入されることで、広告主もそれぞれのタイアップ投稿の広告効果を確認できるようになります。これまで「投稿のインサイト」は投稿主しか見られませんでしたが、タイアップ投稿タグをつけて投稿すると、広告主も投稿のリーチやいいね!・コメントなどの指標を確認できるようになります。

タイアップ投稿タグが始まることによるインフルエンサーへの影響は?

フォロワーを買っているようなインフルエンサーには仕事の依頼が来なくなる

タイアップ投稿で広告主が投稿のインサイトを確認できるようになれば、広告効果が数字としてわかるようになります。その結果、広告主は「自社にとって本当に効果をもたらしてくれるインフルエンサーが誰なのか」もわかるようになります。フォロワーを買って見た目だけでインフルエンサーを名乗っているような投稿主だと投稿への反応率は低くなりますから、そういったユーザーには広告の依頼が来なくなるのです。

結果として、本当のファンがいて、いいね!やコメント数の多いインフルエンサーに仕事が集中するようになります。そういった意味で、Instagramでは、広告主、インフルエンサー、そしてユーザーの関係性がこれまで以上に健全化していくことになりそうです。

Instagramストーリーズもより重要に

これまで広告投稿は、通常の投稿がほとんどでした。Instagramストーリーズは一般ユーザーにも人気がありますが、24時間で投稿が消えてしまうため効果検証がしにくく、タイアップ投稿には適していなかったのです。しかし広告効果が検証できるタイアップ投稿タグが普及すれば、Instagramストーリーズでの広告も増えることが予想されます。

実際、ストーリーズに広告を出稿したゼクシィは、獲得アクション数がこれまでの2.1倍、アプリのインストール数3.1倍を達成を達成しました。

これは企業アカウントがストーリー広告を出稿した場合の事例ですが、Instagramストーリーズの広告効果の高さが伺えます。さらに投稿主がインフルエンサーとなれば、この結果以上の効果を見込めるかもしれません。今後、Instagramストーリーズへのタイアップ投稿依頼は、通常投稿以上に増えていくのではないでしょうか。

関連記事:国内MAU2,800万人突破!ミッション変更後のFacebook、日本における今後の展望

タイアップ投稿タグをつけて投稿する方法

では具体的にタイアップ投稿では、インフルエンサー向けにどういった機能が用意されているのか、そして投稿の仕方についてご紹介します。

投稿へのタグ付け機能

インフルエンサーは、タイアップ投稿を作成する際に、広告主である企業のアカウントをタグ付けできます。これによって、広告主は投稿のインサイトを閲覧できるようになります。ちなみにタイアップ投稿として広告主をタグ付けするためには、Instagramビジネスプロフィールに登録している必要があります。

ビジネスプロフィールとはなにか、設定方法などは以下の記事をご覧ください。
Instagramでインフルエンサーを目指すならビジネスプロフィールを設定しよう

通常投稿でタイアップ投稿タグをつけて投稿する手順

通常投稿としてタイアップ投稿を行う場合、投稿の最後の段階で広告設定詳細をタップし、広告主である企業アカウントをタグ付け(タグ付けできない場合は広告主に承認を依頼)し、投稿します。

Instagramストーリーズでタイアップ投稿タグをつけて投稿する手順

Instagramストーリーズに使う写真、動画を撮影後、アイコンツールバーに移動し、広告主のタグ付けを行います。タグ付けできない場合はフィード投稿同様に承認依頼をし、承認された後、投稿をします。

参考:https://business.instagram.com/a/brandedcontentexpansion

まとめ

これまでInstagramのPR投稿は、ハッシュタグでのみで広告投稿か通常投稿かを判断していました。しかしハッシュタグだけでは、ほかのハッシュタグにまぎれてしまい広告かどうかの判断が一目ではできない、また悪質なインフルエンサーがハッシュタグでPRであることを明示しないことで、ステルスマーケティングであるとされてしまい、広告主である企業側のイメージまでを損なうことにもつながっていました。タイアップ投稿はこうした広告であるかどうかの判断を一目でわかるようにすると同時に、ステルスマーケティング対策として導入されました。

また、タイアップ投稿が普及すればインフルエンサーのPR投稿の広告効果が明確になるので、フォロワー数を購入している見かけだけのインフルエンサーには広告依頼が来なくなります。インフルエンサーとしてPR投稿をしていきたいと考えているのであれば、常日頃からユーザーの心を動かす投稿を続け、本当のファンを増やしていくことが重要となります。

IFEL 編集部
ライター
IFEL 編集部

インフルエンサーラボ 編集部  / Influencer Lab(インフルエンサーラボ)は、個人の発信力向上をサポートするさまざまな情報を発信していきます。

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