ライバー事務所への所属・報酬・契約・税金など、ライバーが直面しやすい疑問をカテゴリ別にまとめました。
知りたい項目のタブをタップすると、該当のQ&Aが表示されます。
- ライバー事務所に入るメリットは何ですか?
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主なメリットは3つあります。①配信ノウハウやマネージャーのサポートが受けられる、②事務所限定のボーナスイベントに参加できる、③トラブル時に事務所が窓口になってくれる。ただし、これらのサポートが実際に機能しているかは事務所によって差が大きいため、所属者の口コミで確認してください。
- 事務所に入らずフリーで配信するのはアリですか?
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アリです。フリーなら報酬の中抜きがなく、活動の自由度も高くなります。「まずフリーで始めて、壁にぶつかったら事務所を検討する」のが最もリスクの低い選択肢です。事務所は後からでも入れますが、入った後に辞めるのは契約上の制約がかかる場合があります。
- 大手事務所と小規模事務所、どちらがいいですか?
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一概には比較できません。大手はイベント投資額が大きく、トップライバーへの還元が手厚い傾向があります。一方、小規模事務所はマネージャーとの距離が近く、初心者へのサポートが丁寧なケースもあります。判断基準は「自分が使いたいアプリに強いかどうか」と「契約条件が明確かどうか」の2点です。
- 複数の事務所を掛け持ちできますか?
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ほとんどの事務所が専属契約を求めるため、掛け持ちはできません。契約書に「排他的マネジメント契約」や「専属条項」が含まれている場合、他の事務所との契約は違反になります。フリーで複数アプリを使う場合はこの制約がありません。
- 未経験・初心者でも事務所に入れますか?
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入れます。多くの事務所は未経験者を積極的に募集しています。ただし「未経験歓迎」を掲げる事務所の中には、頭数を揃えることが目的で、サポートがほぼない事務所も存在します。「入れるかどうか」より「入った後に何をしてくれるか」で判断してください。
- ライバーの報酬はどうやって決まりますか?
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リスナーからの投げ銭(ギフト)をアプリ運営がポイント換算し、そこから事務所の取り分を差し引いた金額がライバーの報酬になります。アプリの手数料が約50〜70%、事務所の取り分が残りの10〜30%程度が一般的です。フリーの場合は事務所の取り分がないぶん、手取りが増えます。
- 事務所の「還元率○○%」とは何の数字ですか?
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アプリから事務所に支払われた金額のうち、ライバーに渡す割合です。「還元率80%」なら、事務所が受け取る報酬の80%がライバーの取り分です。注意すべきは、アプリの手数料が引かれた後の金額に対する割合だという点。リスナーが1,000円課金しても、ライバーの手取りは200〜400円程度になるのが実態です。
- ライバーの平均月収はどのくらいですか?
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大半のライバーは月収1〜3万円程度です。月収10万円を超えるのは全体の上位10〜15%、月収30万円以上は上位数%と言われています。「誰でも簡単に稼げる」という宣伝は実態と乖離しています。安定収入を得るには、毎日2〜4時間の配信を3か月以上継続する覚悟が必要です。
- 時給保証がある事務所は信頼できますか?
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時給保証自体は大手事務所でも実施している正当な制度です。ただし条件を細かく確認してください。「月○時間以上配信した場合のみ」「最初の3か月だけ」「投げ銭収入と相殺される」など、制限付きのケースが大半です。無条件の高時給を謳う事務所は、契約書の別条項に罠がある可能性を疑ってください。
- 報酬の支払日や振込方法は事務所で統一されていますか?
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統一されていません。月末締め翌月末払い、月末締め翌々月15日払いなど事務所ごとにバラバラです。振込手数料がライバー負担の事務所もあります。契約前に「締め日・支払日・振込手数料・最低振込額」の4点を必ず確認してください。
- 事務所を辞めたいのですが、どうすればいいですか?
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まず契約書を確認し、退所条件(解約予告期間・違約金の有無)を把握してください。一般的には1〜3か月前の書面通知が必要です。口頭で「辞めたい」と伝えただけでは正式な退所にならない事務所が多いため、メールやLINEなど証拠が残る形で通知しましょう。
- 違約金を請求されました。払わないといけませんか?
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契約書に違約金条項があり、契約期間内に自己都合で退所する場合は、支払い義務が生じる可能性があります。ただし、金額が不当に高額(年収を超えるなど)な場合や、事務所側に契約違反がある場合は減額・免除の余地があります。高額な違約金を請求されたら、消費生活センター(188)や法テラスに相談してください。
- 契約書をもらっていないのですが、契約は有効ですか?
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口頭やLINEのやり取りだけでも契約は成立し得ます。ただし、契約内容が不明確なまま活動を続けるのはリスクが高いため、今からでも「契約書を書面でください」と事務所に依頼してください。拒否された場合は、その事務所との関係を見直すべきです。
- 事務所が報酬を支払ってくれません。どこに相談すればいいですか?
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まずは支払い遅延の事実をメールやLINEで事務所に通知し、証拠を残してください。それでも支払われない場合の相談先は以下の順です。①消費生活センター(188)、②法テラス(0570-078374)、③弁護士への相談。少額であれば簡易裁判所の少額訴訟(60万円以下)も選択肢になります。
- 退所後、同じアプリで配信を続けられますか?
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契約書に「競業避止条項」がなければ、退所後も同じアプリで配信できます。ただし一部の事務所は「退所後○か月間は同一アプリでの配信を禁止する」という条項を設けています。この条項の有効性はケースバイケースですが、期間が長すぎる場合(1年以上など)は法的に無効と判断される可能性があります。
- ライバーの収入は確定申告が必要ですか?
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会社員の副業なら年間所得20万円超、専業なら年間所得48万円超で確定申告が必要です。「所得」は「収入−経費」で計算します。配信機材やスマホ代、通信費、衣装代など経費にできる項目を差し引いた金額で判断してください。
- 会社にバレずにライバー活動はできますか?
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確定申告時に住民税の徴収方法を「自分で納付(普通徴収)」にすれば、ライバー収入分の住民税が会社に通知されません。ただし自治体によっては普通徴収に対応していない場合もあるため、お住まいの市区町村に事前確認してください。顔出し配信の場合は、視聴者経由で会社にバレるリスクも考慮が必要です。
- ライバー活動の経費にできるものは何ですか?
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配信に直接関係する支出が経費になります。スマホ・PC・マイク・照明などの配信機材、通信費(配信に使う割合分)、衣装・メイク用品(配信専用のもの)、背景用のインテリアなどが該当します。プライベートと兼用のものは按分が必要です。レシートや領収書は必ず保管してください。
- 親の扶養に入ったままライバーで稼げる上限はいくらですか?
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税法上の扶養(所得税)は年間所得48万円以下、社会保険の扶養は年間収入130万円未満が基準です。ライバー収入は「事業所得」または「雑所得」になるため、経費を差し引いた所得が48万円を超えると親の扶養から外れます。扶養を外れると親の税負担が増えるため、年末が近づいたら収入の見通しを確認してください。
- 開業届は出したほうがいいですか?
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年間所得が48万円を超える見込みがあるなら、開業届を出して青色申告にするメリットがあります。青色申告特別控除(最大65万円)が使えるため、税金を大幅に抑えられます。開業届は税務署に用紙1枚を提出するだけで、費用はかかりません。
- 初心者が稼ぎやすい配信アプリはどれですか?
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Pocochaは「時間ダイヤ」制度があり、配信時間に応じた報酬が発生するため、初心者でも収入ゼロになりにくい設計です。17LIVEはギフト収入が中心でファンの獲得が必要ですが、トップ層の収入はPocochaより高くなる傾向があります。Vライバーを目指すならIRIAMが有力な選択肢です。
- Pocochaの「時間ダイヤ」とは何ですか?
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配信した時間に応じて付与されるダイヤ(報酬ポイント)です。ランクによって1時間あたりの単価が変わり、最低ランクでも1時間あたり数十円〜、上位ランクになると1時間1,000円以上になります。ギフトがなくても収入が発生するため、「投げ銭をもらえなかったらゼロ」というリスクを軽減できます。
- 顔出しなしでも稼げるアプリはありますか?
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IRIAM(Vライバー専用)、Spoon(音声配信)、REALITY(アバター配信)が選択肢になります。IRIAMはイラスト1枚から始められ、事務所のサポート体制も充実してきています。音声のみならSpoonが最大手です。ただし顔出しアプリに比べると市場規模が小さく、上限収入は低くなる傾向があります。
- 配信アプリの掛け持ちはできますか?
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フリーなら制限はありません。事務所所属の場合は、契約書に「指定アプリ以外での配信禁止」条項がないか確認してください。掛け持ちする場合、リスナー層が分散してどちらも中途半端になるリスクがあるため、メインアプリを1つ決めてそこに集中するのが得策です。
- アプリの「投げ銭」と「サブスク」はどう違いますか?
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投げ銭はリスナーがその場で任意の金額を送る仕組みで、配信の盛り上がりに左右されます。サブスクはリスナーが月額で定額を支払う仕組みで、安定収入になりやすい反面、導入しているアプリは限られます。現状の日本の配信アプリでは投げ銭が収入の主軸です。
- SNSでライバー事務所からスカウトDMが来ました。信用していいですか?
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スカウトDM自体は大手事務所も行っている正当な手法です。ただし、信用できるかどうかは内容で判断してください。「月収100万円可能」「即日契約」などの誇大表現がある、事務所名や担当者名が書かれていない、公式サイトのURLがない。これらに1つでも該当したら返信しないのが安全です。
- 悪質な事務所の特徴を教えてください
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以下の5つが代表的な危険信号です。①契約書を見せてくれない、②報酬の計算方法を明確に説明しない、③「今日中に契約してほしい」と急かす、④退所条件や違約金について聞くと不機嫌になる、⑤会社の所在地や代表者名が検索しても出てこない。1つでも当てはまったら契約を見送ってください。
- 「初期費用が必要」と言われました。払うべきですか?
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原則として、ライバーが事務所に入るために費用を払う必要はありません。「登録料」「レッスン料」「機材費」などの名目で金銭を要求する事務所は、ビジネスモデルがライバーの育成ではなく費用の徴収にある可能性が高いです。消費者庁もこの手口について注意喚起を行っています。
- 「有名ライバーを紹介する」と言われましたが、本当ですか?
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有名ライバーの名前を出して信頼性を演出する手口があります。確認方法はシンプルです。その有名ライバーの公式SNSで、本当にその事務所に所属しているかを確認してください。公式アカウントのプロフィールや投稿に事務所名の記載がなければ、虚偽の可能性が高いです。
- スカウトを受けた後、契約前にチェックすべきことは?
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以下の5項目を書面で確認してから契約してください。①契約期間(自動更新の有無を含む)、②報酬の計算方法と還元率、③違約金の金額と発生条件、④退所に必要な手続きと予告期間、⑤競業避止条項の有無と期間。口頭の説明だけで契約書に記載がない項目は、後から「そんな約束はしていない」と言われるリスクがあります。
上記で解決しない疑問がある方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
個別の事務所トラブルや税務相談は、消費生活センター(188)や最寄りの税務署にご相談ください。